「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ⑤

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ① - やまびこ と ビスケット

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ② - やまびこ と ビスケット

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ③ - やまびこ と ビスケット

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ④ - やまびこ と ビスケットの続き。

 

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二日目。

 


朝6:30。

普段の日曜なら12時頃まで寝てる私がどうにもじっと寝ていられず、うつぼさんを置いて私は一人で朝っぱらから露天風呂に入っておりました。昨日に引き続き、圧倒的勝ち組すぎるこの状況に湯船で酔いしれる。本来なら二日目はうつぼさんとのんびり小旅行の予定だったのに。それはそれで楽しいよね、なんて話してたのに。やっぱりちばくんに会えるのはめちゃくちゃうれしい。うれしすぎて叫びたい。朝から脳内麻薬も大放出ですよ。

 

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お風呂上がりにこういう写真を撮ってしまうあたりキマってるな


うつぼさんを起こして朝ごはん会場へ行くと、朝から丁寧なご飯が。

わー!これだよ、これこれ!

これぞ旅館の醍醐味だよね。毎日おざなりにしか朝食べないから、こういうの嬉しくて泣きそうになる。

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昨日のご飯をほとんど食べてなかったから(笑)朝からご飯お代わりした。

あおさのつくだ煮がすごく美味しかった。時々思い出してお土産に買えばよかったなって後悔してる。今度、帰省したら買おう。

 


ちばくんを抜きにしても、いい思いをいっぱいさせてもらいました。仲居さんたちも優しくて…戸田屋さん、お世話になりました。

 


仲居さんたちに見送られて、昨日乗ってきたバスで伊勢神宮の外宮さんに向かう。乗車前に旅のしおりを必ず手荷物に入れておくようにスタッフさんから何度も念押しされて「予定でも変わるのかな?」と不思議に思いつつ、とりあえず従う。

 


外宮さんに着く頃になって雨が降り始める。楽しみにすると雨が降る(笑)雨女のうつぼさんが申し訳なさそうにしてたけど、いいんだよー。雨も思い出だよー。開運の勾玉形したお守りを買うか迷ってたらお互いに贈り合いっこしよって言ってくれてお守り交換したよ…えへへ…いーでしょ…(いつもおひとりさま行動する女だからこういうのうれしい)

 


慌ただしくお参りを終えてバスに戻ると、スタッフさんから


「それでは今から千葉さんとのイベント会場へと向かいます!」


はい、きたーーーー!!!

バスの中が歓声でいっぱいになる。メイク直しを促すスタッフさんの声にみんな一斉に鏡チェックし始めるのが微笑ましかったです。(そして直さない安定の俺ら)


それにしても……てっきりどこか観光地で合流するのかと思ったら、わざわざ会場を借りてる。ってことは、二日目の合流は昨日今日で決まったことじゃないんだろう。驚かせようとしてなのか、仕事の都合を付けてくれたのか…分からないけれど。どちらにせよ、私たちのことを考えてくれたってことだけは分かる。うわーん、ちばくんすきだよー(;;)

 


着いた先は伊勢の某ホテル。

椅子が沢山並んだ広い部屋に通されて、順に座るように促される。1番前には衝立がなにかを囲うように並んでいて…恐らくそこにちばくんが入るんだろう。

 


全員が腰掛けるのを待ってちばくんが登場。

か、かわいい〜~~。

昨日のジャケットスタイルとはうってかわってラフなTシャツ。ちょっとおっきいシルエットがめっかわ。ほんと、随分お洋服がシンプルになられましたね……よきです…

 

 

 

沸き立つ私たちにスタッフさんが説明を始める。

 


「みなさんに最初に渡した旅のしおりはお持ちですよね?今から千葉さんがしおりにスタンプを押してくれます。今回は伊勢神宮なので……千葉さんの御朱印ですね!」

 

 

 

もー、ほんと泣いていいですか…?ちばくんオタクのこと理解し過ぎてるから……そういうの大好きだから(;;)(四回目)

スタンプを作ったってことは、ほんとにちゃんと前々から計画されてたってことじゃん。準備してたってことじゃん。……どこまでオタク想いなの。ドSなふりして優しすぎなんだよおおおおお(;;)だいすき…

 

 

 

衝立の奥に消えていくちばくんをみんなで手を振って見送る。衝立から出てくる女の子達の嬉しそうな顔を見ても、相変わらず丁寧に対応してくれているんだろう。無理矢理流されている様子もない。緊張の面持ちで入っていった子が、少しして嬉しさを抑えきれない顔で出てくるのってほんといいよね。いとエモし。

 


そうこうしているうちに、私たちの順番が回ってきて列に並ぶ。緊張はしてたけど最初のチェキの時みたいな不安の入り混じった緊張じゃなくて、これがちばくんに会える最後なんだな…って寂しさがちょっと混じった緊張感。あーさみしい。

 


スタッフさんに促されてちばくんの前へ。椅子にちょこんと座ってるちばくん。うえぇかわいい。

 


わたし「お願いします」

ちばくん「はーい」

 

からしおりを受け取ってお手製の御朱印をポンと押してくれる。うれしい。

わたし「えっと……二日間、ありがとうございました。すごく楽しかったです」

何か言わなきゃ、って御朱印を押してるちばくんのつむじに向かって話しかけると、パッと顔を上げてくれた。あああ…押してるのに喋ってすいません…。


ちばくん「よかった、ありがとう」


ありがとうはこっちだってば。

ほんとね、何回ありがとうって言っても足りないんだよ。

 


御朱印を押したしおりを受け取って握手をする。3回目の握手は1度目と2度目に比べると握る力がふにゃっとしてた。……いっぱい握手してくれたもんなぁ~うう〜泣きそう〜~握手しすぎてちばくんの指紋が消えてまう〜iPhone指紋認証出来んくなる~〜(;;)うう(本気で心配してたらうつぼさんに「ちばくんがiPhone Xだったら顔認証だから大丈夫だよ…」って教えてもらった)(よかった)


わたし「また三重に来てください」

ちばくん「うん、是非!」


聞いた?県民聞いた??また三重に来てくれるって!やったー!!ちばくんにとって三重が楽しい記憶の場所でありますように。

 

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ちばくんの御朱印。よくできたのはきみだよ…


バスに乗り込んで内宮さんに向かう。ちばくんの余韻がなかなか消えなくて、バスの中でもぼーっとしてた。おかげ横丁伊勢うどん食べて、赤福氷食べて……久しぶりの伊勢を満喫した。最高。東京楽しいけどやっぱり地元はいいな。ちばくん、連れてきてくれてありがとう。なんでも「ありがとう」言いまくってるけど(笑)。でも「ありがとう」以外にないから、やっぱり「ありがとう」なんだよなあ。


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美し国(うましくに)三重って言うくらい三重はご飯も美味しいし穏やかで良いところなのでみんな来るといい


「ちばくんそろそろ電車乗ったかな?」「今日は東京に帰るのかな?」「ちゃんと伊勢楽しめたのかな?」そんな話をしながら伊勢を満喫してたらバスの集合時間に遅れそうになる。雨が降っていても伊勢神宮は人が多い。人をかき分けて走ってなんとか遅刻せずにバスに乗り込む。最後の最後にやらかすかと思ったね~!って汗だくでうつぼさんと話していると、他の号車のオタク達が立ち上がって外を見ているのが目に入る。手も振ってる。聞こえないけど、多分……悲鳴もあがってる。

 


…………いや、まさか。そんな。いるわけないじゃん。あそこでお別れしたじゃん。………お別れしたっけ。あれで最後だって言ったっけ。私たちに悲鳴をあげさせる人なんて一人しかいないけど、でも…こんなに雨が降ってるところにいるわけn

 


「ちばくん!!?!!!??!?!?!?」

 


隣のバスに乗り込んできたその人は、紛れもない千葉雄大さんでした。

なんでいんのおおおおもおおおお(;;)(;;)(;;)

 


うれしいのに勝手に口が「ちばくん帰りなよおおお(;;)」って言ってた。こんなに優しくされるの慣れてないんだ。オタクとして虐げられてるのが当たり前になってて、優しすぎてどうしていいか分からない(;;)

 


前のバスにバイバイし終えたちばくんが私たちのバスに乗り込んでくる。ちばくんだ。ちばくん。うわーん。

 


「みなさん、楽しめましたか〜?」

 


楽しめました。ちょー楽しめました。これからの生活が不安になるくらい楽しめました。

 


「気をつけて帰ってね~」と手を振ると、いつものウィンク+投げキッスを投下して降りていく。オタク達、最後の大絶叫。最後の最後までちばくんの美技は鮮やかでした。

 


まもなくバスが出発して、スタッフに傘を差し向けられたちばくんがこっちに手を振ってくれる。いくら差してもらってるとはいえ、あんなに手を振ったら濡れちゃうのに……私たちが見えなくなるまでちばくんは手を振ってくれた。なんなんだ、ほんと…リアルに天使じゃないか。

千葉雄大さんは天使みたいな姿をした人間と見せかけて、やっぱり天使なんだなあ  だって78小天使だもんな……

 


息も絶え絶えな私たちを乗せてバスは走り出す。「もう千葉さんは出てきませんからね〜」と私たちに言い聞かせてくれるスタッフさん。もう大丈夫です…おうち帰ってゆっくりさせたげて……。

 


こういう時の帰りのバスってしんみりしがちというか鬱々するけど、すかさず久保みねヒャダの千葉ヒャダ回を再生してくれるスタッフさんのおかげでゲラゲラ笑いながら楽しく帰りました。アフターサービスまで完璧。


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さみしさを吹き飛ばす千葉ヒャダ  たのしい


ちばくんをサポートしてるスタッフさんもみなさんプロの働きをしてて、素晴らしかったです。女性アイドルのオタクをずっとやってきて、運営の酷さに辟易する現場をたくさん見てきたので…きちんとファンを顧客として扱ってくれる驚きと自社のタレントを大切にしている姿に何度も感動しました。当たり前だけど当たり前じゃないからね。自分が好きになった人の周りの人がちゃんとした人ですごくうれしい。

 


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ちばくんとの伊勢志摩旅レポはこれでおしまい。未だに余韻から抜け切れてなくて上手く人間の生活が送れてません。でもまたちばくんのイベントに参加できるように仕事も日常も頑張ってやりきります。

 

お友達のうつぼさんが描いたイラストレポも読んでほしい。

文で読むよりわたしの変態度が低い気がする!(笑)

 

千葉雄大さん、素敵なイベントをありがとうございました。

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ④

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問題です。

あなたの大好きな推しが突然部屋にやってきて、「今から君たちに僕の時間を一分あげるよ」と言いました。さて、あなたならその一分間をどう過ごしますか?


……これが心理テストじゃなく現実って言うんだから……人生何があるかわかんないんだよな。

 

「「「「「

 

訪問順が書かれたホワイトボードを急いで確認しにいくと、私たちの部屋は……まさかの第一グループ。ちばくんが来るまで、あと30分もない……無理です…(無理)


無理と言っててもちばくんは来るので慌てて部屋に舞い戻って、念入りに歯磨きしつつ、同部屋の子達と『お部屋に来たちばくんと何をするか』の作戦会議。ミンティアも食べた。

わたし達の部屋は四人部屋で、相部屋になった女の子たちは大阪出発組。年齢も同世代だし、聞き馴染みのある関西弁だし…それになんと言ってもちばくんに対しての応援スタンスが似てる感じが一緒にいてめちゃくちゃ楽だった。(こういう時、同室の子と応援のスタンスが違うと、多分しんどいんじゃないかなーってお部屋訪問を終えた今になって思う)


タイムテーブルを見るに、与えられるのはおそらく各部屋あたり1分間弱。1分。短いのか長いのか……握手会なら個別握手1分は結構ゆとりある方かな?(オタク、握手でなんでも換算しがち)

 


私は妄想癖がある人間だけど推しが部屋に来たときにしてもらうことの最適解なんて、長年オタクやってきて一度も考えたことがなかった。推しの部屋の観葉植物になって光合成する妄想なら毎日してるけど、あっちからやって来るっていう妄想は逆に現実的じゃないから出来ない悲しいオタクなんだよ……!

 


迫り来るちばくん襲来の時間に徐々に冷静さを失っていく私たち。まだバースデーパーティーの衝撃が抜け切っていないのに、休む間を与えてくれないちばくんほんとSよね…。


壁ドン?一緒にゲーム?変顔?

いろんな案が出ては消えていき、無情にも時間は刻々と過ぎていく。いよいよここに来て疲労がすごい。仲居さんによって、すでに部屋に敷かれてた布団を目の前にして寝たい気持ちすらある。ちばくん、もうこうなったら添い寝してくれ……


そんな時、


「………千葉くんにさ…この敷き布団の上を端から端までごろごろ寝転がってもらうのはどう?」


そう言い出したのは誰だったか。

 


「……いいね」

「いい夢見たいんです…!って言ってさ」

「もう充分見れるけどな(笑)」

「あ、ジャケット着てるから無理って言われるかな」

「いや、それは、お預かりしますね!って言ってさ」

「端から端まで転がるちばくんをじっと見つめたい」

「転がるの無理なら前転でも」

「それも無理ならそれぞれの布団の上に正座してもらうだけでも」

「それならいけるよな…」

 


正解か不正解か分かんないけど、私たちの出した最適解は、推し@お布団ゴロゴロ。これ、出した答えで、私たちがちばくんに何を求めてるか……少なくとも私たちは彼女扱いを求めてないってことが分かるな。

 


とりあえず第1希望が決まって、心に少し余裕が出てくる。1分だと少し余るかもしれないね、と念の為にやってもらいたいことの候補をもう1つ挙げておく。同室の二人が事前アンケートの項目「千葉くんにやってもらいたいこと」に書いたけど選ばれなかったからやってほしい!と熱く推す「やってもらいたいこと」の、そのあまりにも関西人らしいセレクトに第2希望入り。


なんとか時間までに流れを決めて全員正座でちばくんを待つ。ちばくんが来るまでの数分間は、生きた心地がしなかった。廊下からスタッフさんの声が聞こえる。緊張で死にそう。成り行きでちばくんが来たら扉を開ける係に任命される。思わず血の気が引くも「ここではグダグダしてる場合じゃない!一秒たりともちばくんとの時間を無駄には出来ない!」と心を強くもってスムーズな部屋への案内を何度も脳内でシュミレーションしていたその時、チャイムが鳴る。  ギャー

 

 

おそるおそるドアを開ける。

…………ヒィェア…ようこそ、ちばくん……

 


今日三度目なのに「自分が開いたドアからちばくんが覗いてる」という人生で二度とないシチュエーションのせいか若干パニックになる。ちばくんだ、、ちばくんがいる……。な、生々しい~


テンパりそうになる自分を律して「何はともあれ、まずは入ってもらわなきゃ!」とちばくんを部屋に招き入れようとしたら

「すみません、中には入れないのでここでお願いします」

と、隣にいたスタッフさんに誘導を止められる。

 

 

へ?

ここで?


お布団は奥なのに?


…………エマージェンシ~~~~~~!!!

ちばくん、部屋にあがれません!(;;)

お布団ゴロゴロできません!!(;;)(;;)

 


不測の事態に完全に思考停止…予測し得ない状況、私ほんとダメなんだよ……。まさかの事態に布団の前で正座待機していた他の3人がすごい勢いでこちらに駆けてくる。


「はい、明日はこれで汗拭いてね」


私たちの焦りを知る由もないちばくんがここでお土産第2弾の「30歳ハンカチ」を手渡してくれる。ちばくんから直接受け取れてうれしい気持ちと、布団ゴロゴロどうしよう…って気持ちで頭がぐっちゃぐちゃ。

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ちばくんから受け取ったハンカチと三和土


そうして、ちばくんと三和土で対面する私たち。ちばくんが部屋に入れないことはショックだけど、凹んでる暇はない。こうしてる間にも時間は過ぎていく。お布団ゴロゴロが無理なら……ここで、第2希望をお願いするしかない。意を決して口を開く。

 

 

 


「……しりじを」

「しりじ?」

「尻字が見たいんです、千葉くんの」

 

 

ほの暗い三和土で女が四人。

推しに向かって尻で文字を書いてくれとリクエスト。


俺達は、本気だ。

 

「文字はなんでもいいので!」

「私たちがなんて書いたか当てます!」

「二文字くらいで大丈夫です!」

 


今まで私はこんなにも真剣に、誰かに何かをお願いした事があっただろうか。学校に行かせてもらう時だって、上京する時だって、私はこんなに真剣じゃなかった。改まったお願いは恥ずかしくてなんとなくごにょごにょと誤魔化して、それを察してもらって生きてきたように思う。

 


でも、大事な事って言わなきゃちゃんと伝わらないんだなって思うからさ……誤魔化さず言うよ。

 


私は尻字が見たい。

 


恥も外聞もなく、ちばくんの尻字が見たい。

推しがおしりで書いた字を当てたいんだ。


ちばくん、頼む。頼むよ。

 

 

 

「いいよ」

 

 

 

ああ~~~ちばくん~~~~~~~~~!!!!!!!!

推しが寛容~~~~~(;;)(;;)(;;)

横で聞いてて止めなかったスタッフさんもありがとう~~~(;;)(;;)

(めっちゃ笑ってたらしいけど)

 


じゃあ、と私たちに背を向けるちばくん。

 


……えっ、あ、そうか。

「尻字=顔が見えない」という当たり前のことに気付いて慌てる我々。

 

そろそろお気づきでしょうけどアホでしょう?

そうなんですよ、アホなんですよ。

 


「えっ、顔見れないじゃん」

「ちばくん、ちょっと顔こっち向けて…」

「あ!後ろじゃなくて前向いてやったらいいんじゃない?」

 


推しの寛容さに前のめりになるオタク達。

 


「いや、それもう…尻じゃないからね!?(笑)」

 


怒られたwww

 


そうだね、それは……尻字ではないね。

尻字ではない……なにかだね。

 

 

 


「じゃあやるよー」

 


ほの暗い三和土で女が四人。

文字をなぞる推しのおしりをじっと無言で見つめる(許可済)。なんだこの空間。

 


「……わかった?」と、文字を書き終えて振り向くちばくん。………うん、そうね…なるほど。はいはい。そんな感じね。

 

 


わかったよ。私、わかった。

 

ちばくんのおしりが、めちゃくちゃちっちゃいことがわかった。

 

 


いや、違うの。真剣に見てたんだけど、こう…ディテールを目に焼きつけることに必死になりすぎて全然文字が追えてなかったよね。みんなもやってみて。絶対無理だから。しりが……しりがちいせえな……(理解)ってなるから。


ちばくんが書いてくれた字は無事に同室の子が当ててくれて、当てた子とちばくんがハイタッチ。よかった。当てられてよかったね。これで当てられなかったらただおしりを眺める会になっちゃうからね。それでも楽しいけど。むしろそれを一時間くらいやってたいけど。


「そろそろ…」とスタッフさんがちばくんに退出を促す。1分間、あっという間だったけれど名残惜しさも感じないくらい濃い時間だったから清々しい気持ちでちばくんを送り出せた。


「じゃあ」と手を差し出される。今日、2回目の握手。今日プレゼントを渡した時とは違う、楽しくやり取りしたあとのこの距離の近さがうれしい。


握手し終えたちばくんは私たち四人に見送られて部屋を出ていった。「……尻字って(笑)」と笑いながら隣の部屋に消えていったちばくんの背中を私は忘れません。ありがとう、ちばくん。いいおしりでした。←

 

 

 

扉が閉まって、速攻布団に倒れ込む私たち。

そのあとしばらくちばくんのおしりのかわいさについて盛り上がる。他の部屋は何したんだろう。気になるけど……多分きっと尻字をお願いした部屋はないはず(笑)。

 


ちばくんのお部屋訪問がまだまだ続いているけど、混まないうちに大浴場へ。お部屋訪問が最初の方だったのが幸いしてお風呂も全然混んでない。慌てたけど最初でよかったかもね〜、と広い温泉を満喫する。久しぶりの大きなお風呂、めちゃくちゃ気持ちよかった。こんなに幸せでいいんだろうか、人生最良の時って感じ。最良の時の思い出に推しの尻字が含まれるの、だいぶ面白いな。

 

 

のんびりお風呂につかって、すっぴん+浴衣で気持ちよーくロビーを歩いてると向こうの角からスーツを着た男の人が歩いてくる。


(……あ、来る!)


私の推しセンサーはこういう時だけ優秀。考える前に体が動いていて、うつぼさんを置いて逃げ出す私の目の端にちばくんが映る。慌てるこっちの様子に笑っているちばくんの気配を感じたけど…さすがにこの状態は見られたくない!遠のいていく背中を目で追うと、スタッフさんとちばくんが誰かの部屋に入っていくのが見えた。もう私たちのお部屋訪問が終わって随分時間が経っていたけど、お部屋訪問はまだ続いてるみたいだった。

……ちばくんにはほんとに頭が下がる。ここまでやってもらって、私たちはちばくんに何かを返せるんですかね……お金の問題じゃなくてさ……いや、お金の問題か???んんん???

 


なんだか無性に呑みたくなって、久しぶりに缶チューハイを買った。楽しい気持ちで呑むお酒はいいね。夜風にあたりながらうつぼさんととりとめない話をする。色んなことが現実味ないままで、幸せが過ぎるからバランス取ろうと昨今の政治の話とかした(笑)。こうして一緒にいてめちゃくちゃ楽しいお友達とも、ちばくんがいなかったら会ってないんだよね……やっぱり私はもらってばっかだわ、ちばくん。

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いいお酒でした


ほろ酔い気分のまま布団に入る。寝たらもう明日になっちゃう…って思ったけど、明日も会えるんだと思うと早く明日になって欲しい気もして……でも、眠過ぎて正直それどころじゃなかった(笑)。ちばくんの夢が見たいと思う間もなく就寝!

 

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そんなこんなでメインイベントのバースデーパーティー。めちゃくちゃ広い大宴会場へと通される。


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いや、これ、ガチのやつじゃん。


旅館の名前を聞いた時から食事への期待値は高かったけど、ほんとに…ちゃんとしててびっくりした。

この金額でここに泊まって、これを食べられて……今回のイベントはちばくんへの課金が成立してるのか、不安になるほどにちゃんとしてた。大丈夫?ちばくん代、徴収し忘れてない?寝不足のせいであんまり食欲がなかったのに、この豪勢なビジュアルにいきなり食欲が舞い戻ってきたからとりあえず写真撮りまくった。

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旅館で飲むバヤリースはうまいよねーあれなんでだろねー


そして始まるバースデーパーティー

室内の電気が落とされて始まったのは、ちばくんの生い立ちムービー。何故か結婚式でかかるような女性ボーカルの曲に合わせて、次々と映し出される幼児のちばくん。こんなん、かわいくないわけないでしょ。フォトブックの特典に円盤でください。

 


ムービーが終わると会場後ろの扉からちばくんが登場。

黄色い声というよりも、もう半分悲鳴(笑)。

ムービーからの流れで室内が暗いまま+スポットライトが真後ろから当たってて、私たちから見えるちばくんが完全にシルエットになっちゃってるのがこれまた愛おしい。目の前を歩いていくちばくんのシルエットから後光がさしてて、その神々しさに思わず笑ってしまったその瞬間に部屋の電気が付いてちばくんとガッツリ目が合う。

……私が見えてなかっただけで、あっちからは順光なんだから見えてたわ。びっくりして叫んだら、くしゃって顔して笑われて、死んだ。

 


壇上に上がったちばくんに、早速サプライズのケーキが登場。みんなでハッピーバースデーの歌を歌って、ちばくんがろうそくを吹き消す。目の前に広がるあったかい空間に「ここにいる人ってみんながちばくんのこと好きなんだよなぁ…」と当たり前のことにじんわり感動してしまう。

 


ファンとケーキとの集合写真の撮影が終わって、「じゃあカンパイをしましょう!」とスタッフさんの掛け声に合わせて乾杯。あらためてちばくん、30歳おめでとう。30歳のちばくんも好きだよ。

 


や〜、めでたいね!じゃあご飯食べようか~!!と思ったら

「それでは今から千葉さんがみなさんの所にカンパイしに行きます!」とスタッフさん。

 


………はい???

 


見るとスタッフに促されてあわてて立ち上がる端の席の人達。おいおいおい。こっち300人近くいるんだよ?全員と乾杯するの??

立ち上がった人達と歩きながら一人一人と目を合わせて順番にグラスをかかげるちばくんが見える。ほんとに乾杯してる………

 


そのうちに乾杯していない他の列の人達から何故か悲鳴があがりはじめる。なにかあったのかと不思議に思って彼女達の視線の先を見ると、

 


回ってくる乾杯のタイミングでファンがちばくんに「○○して!」とリクエスト→リクエストに応えてウィンク・ドS顔・ほっぺぷくー顔などを瞬時に繰り出していくちばくん→それを見ている周りのファンにも被弾→死

 


ちばくんは乾杯で人を殺せる敏腕スナイパーなの…??そのあまりにも鮮やかな殺り方に彼のプロ魂が見えて他人事のように感心していたら、スタッフさんに立つように促されて慌てて立ち上がる。気付けばすぐそこにちばくんが来てた。同時に周りからの視線もビシビシ感じる。普段恥ずかしくてリクエストとか出来ないんだけど、ここでやらなきゃいつやるんだ!と目の前にやってきたちばくんに「ウ、ウィンクしてください…!」とお願いしたら、「おっけ」みたいな目をしたあと、一呼吸置いてパチン!と音がしそうなウィンクをかましてくれる。

 


殺られた……カエルが潰れるような声出して私の自我が死んだ。遠のく意識の中、周りからもキャー!と悲鳴が聞こえたの、何人か道連れに出来たみたいで良かったです。(謎の使命感)

全員と乾杯し終わったあと「こんなに疲れた乾杯ははじめて~(`ω´)」って言ってたけど、300人近い人間からの表情のリクエストに完全に応えきって「疲れた」で済むのちばくんくらいだからね…(笑)。私なら顔がもげてる。ご苦労さま。ありがとうね。

 


そのあとバスで募集してたアンケートをちばくんがBOXから選んで回答するコーナー……があったんだけど、正直、乾杯の破壊力が凄すぎて記憶が曖昧…。多分Twitterでちゃんとした内容アップしてる人いるだろうから知りたい人はそっちを見てほしい。

二日目は会えないんですか?の質問。申し込みの時に注意書きがあったんだから聞いても会えないよ…と思って聞いてたら「明日はね…」と匂わせる感じのちばくん。予想外の答えにざわめく会場。が、私は期待して会えなかったら悲しいから疑ってかかってました。自分、そういうとこあるね。幸せなことを信じる心を失って久しいね。

 


その後もゴセイジャーの変身ポーズ覚えてますか?の質問に対して、ちゃんと実演してくれたりしました。繊細なお芝居が好きと言われて「繊細?僕のお芝居って繊細ですか?」とちょっと意外そう?なちばくん。尽くす女みたいな役が良くて~との声に「あれ、評判よかったんですよ~」って。わかる~~~!!!!!!!(良すぎてNHKにお礼のメールをしたためた女)トランスジェンダーの役、もっと長尺で見たいよ〜

 


ひとしきりお話してくれたあと「ご飯食べてねー」とちばくんは一旦中座。

 


目の前から推しがいなくなって、途端に脱力する。ひと息ついて目の前の美味しそうなお膳に向かうけれど、胸がいっぱいで食欲が行方不明。さっきまであんなにお腹すいてたのに。手がまだ小さく震えてて、とりあえず食前酒に手を付ける。美味しい梅酒にちょっとホッとする。

せっかくのご飯だし、なんでもいいから食べようと箸を付けるけどどうしてかまともに入っていかない。普段、色気より食い気の私が食べられないなんて……なにこれ…恋?

 


いやでも……正味の話。恋っていうよりも予想してた以上に細やかなちばくんの心遣いやホスピタリティに完全にやられてたんだと思う。お誕生日を祝われるのはちばくんなのに、まるでこっちがお祝いされてるみたい。この興奮を言葉にしたいのに、語彙が死んで「すごい」以外言えなくなる。

「ちばくんすごいな…」「すごい…」「ほんと……ちばくん……」「はぁ…すごい…ちばくん…」

熱に浮かされたようにうわ言を繰り返しながら、さっきまで食べたいと思ってたものだけは必死に口に運んだ。ご飯はどれも美味しくて「すごい」「すごい」って言いながら食べた。伊勢海老も雲丹の炊き込みご飯も、すごかった。

 


みんなが一通り口をつけ終えた頃合いでまた会場が暗転して、ベッドに寝転がるちばくんがスクリーンに大写しになる。寝起きのちばくんに歓声があがる。字幕で入る女の子のセリフにちばくんが答える……乙女ゲー@ちばくん始まったぞ…

 


こないだのミュシャ展のちばくんや、仕事を終えてカフェでお茶するちばくんが彼女に向かって話しかけるムービー。は〜、これはなんとも…いろいろな意味で捗る……。ミュシャ展ってとこがいい。衣装がタキシードなのもいいし、数日前のお仕事だったからリアルタイム感がすごい。

忙しい中、用意してくれたんだろうな…ってちばくんにもスタッフさんにも感謝が止まらない。だってさ…別になくても成立するでしょ、生い立ちビデオだって乙女ゲーだって。オタクなんて推しさえいればそれで満足出来る生き物だから扉から\バーン!/って出てきてくれるだけで盛り上がれるのにさ……楽しませようと思ってくれてないとここまで出来ないと思うの。すごい。ほんとすごい。ちばくんのオタク、めっちゃ大切にされてる。今まで色んな人のオタクやってきたけどぶっちぎりだよー。私たち幸せ者すぎるでしょ……ううう~〜…うう……乙女ゲーのムービー、フォトブックの特典でください~~(強欲)

 


最初に流れた生い立ちビデオをちばくんが解説するコーナー。(多分ここだったよね?例によって記憶が……)生い立ち写真を解説するちばくんが、子どもの頃の自分を自画自賛しまくってて最高だったし、昔の雑誌の記事にツッコミまくるちばくんはキレッキレで涙出るくらい笑った。そういうとこが大好きなんだよな~…

 


最後は事前に配られていた○✕カードでちばくんクイズ。景品は「ガチ私服」「家に飾ってた魔よけのお守り」「ミステリーハンターで行ったエジプトで買った絵」「ちばくんが手作りした指輪(ちばくんの薬指のサイズ)」などなど。カレンダーや写真集撮影で着てた、私たちにも見覚えある私服があって騒然とする会場。

 


……だからさぁ……なんで、オタクがこういうの大好きなのわかってるんですかね??????(三回目)「なんか用意しろって言われたからさぁ」って若干ブーブー言いながらも、私たちが見た事のある私物をちゃんと用意してきちゃうあたり、ちばくんマジちばくん。

 

 

私は早々に着席したけど、うつぼさんが最後まで残って前に出る。ここからはちばくんとジャンケンで勝った人から好きな景品が貰えることに。毎回ジャンケンコールをしてくれるちばくん。やさしい。(うつぼさんの結果は……ここでは言うまい。私が個人的にいいな~と思ってたものをGETして帰ってきたことだけは記しておこうと思う。ナイスファイト!)

 


そうして楽しい時間はあっという間にすぎて、段々と終わりの気配が近付いてくる。つらい。「お互いつらいこともあるけど、こういう日のために頑張りましょうね」(要約)というちばくんの挨拶が沁みる。泣きそう……

 


挨拶が終わって、明日の予定変更がスタッフさんより告げられる。

 


「朝から向かうはずだった展望台が昨日の雨で行けなくなったので、その代わりに伊勢神宮の外宮に行き先を変更します」

 


個人的にはめちゃくちゃ嬉しかったんだけど(伊勢神宮大好きマンなので)

『結局、明日はちばくん来れるの?来れないんならどこ行っても同じだよなぁ…』という空気の中、

「そして、先程も質問でありましたが…明日は参加しない予定だった千葉さんが、どこかで合流することになりました!」と高らかに発表するスタッフさん。

 


会場絶叫、まさに狂喜乱舞とはこのこと。

ジェットコースターでもあんな絶叫したことないわ。双眼鏡で覗いたちばくんの余裕ある笑みよ……!疑ってごめんな……!!アタシ、目の前の幸せにちゃんと溺れられる人間に戻るよ~〜!!(;;)

 


はー、それにしたって千葉雄大さんは人心掌握がうますぎでしょ…。

会えないと思わせておいて、それでもいいから!って来たオタク達にこのサプライズ。どこからこうなることが決まってたのか全然分かんない。ええと…ちばくんは、コンフィデンスマンJP出てたかな……?映画の第二弾に出るのかな?ってくらいに見事なサプライズ。最っ高。

 


喜ぶ私たちに追い打ちをかけるように、

「更に!この後、千葉さんがみなさんのお部屋をお邪魔します!」

 


\!?!!?!!!/

 


狂喜乱舞って言うよりも、もう阿鼻叫喚(笑)。

 


お部屋訪問が過去にあったのはレポ読んで知ってたんだけど「二日目いないってことはきっと一日目の終電で帰るんだろうな〜」って、多分あの場にいたオタク達みんな思ってたんじゃないかな。だからもうね、完全に不意打ち。してやられた。そうだよね、明日いるんだもんね!そりゃお部屋訪問あるよね!!

 


ああもう、千葉雄大さんのドS!

ずるい!

そういうとこ、

 

 

めっちゃ好き!!!!!!!

 

「「「「「

 

「千葉雄大(30)とゆく、伊勢志摩修学旅行」に行ってきたレポ④ - やまびこ と ビスケットへ続くよー